小学4~6年生の頃、自然塾みたいなとこ(小学校の元校長先生と元教師の夫妻が定年退職後に塾してた)週2回ぐらい行ってたんだけど、その日の学校の宿題と親が買っていた問題集をあまりに止まることなく解いていたのでだいたいいつも時間が余ってた。
と言っても勉強ガッツリやる今どきの塾じゃなくて50分×3本のうち1本はカブトムシの罠の作り方とか、ウナギの捕り方とか、岩牡蠣の割り方とか、火鉢の使い方や石炭文化時代の豆炭とか石炭ストーブ使って見せたり、川の水が飲める天然ろ過装置の作り方とか、米(もみ殻付きを手作業での精米方法とか、絶妙に物理法則や物性を身で覚える的な授業が1コマ入ってた。
んで、本来は宿題→自然授業→それぞれが持ち込みの問題集と3コマなんだけど
1コマ目で宿題と持ち込み問題集を止まることなく終わらせ続けたわけです。
そこで塾長が3コマ目によく個人問題だしてたのを思い出した。
いまだに覚えている問題は少ないんだけど、
「人が死ぬ」を別の表現にしなさいというお題で
「遺骨が産まれる」と答え、80点と言われた。
残りの20点は人が死ぬ時点と遺骨が産まれる時点には、大事なお通夜とお葬式の時間差があるねと言われ納得した。
奥行1m、幅2mの本棚がある。高さは重ねられないので考慮しなくていい。本棚の前に1mの歩くスペースを必ず作る。通路も1m確保する。正面からのみ本の出し入れをする。
縦5m横10mの50平方メートルの書斎に本棚は何個置けるか配置しなさい。歩くスペースは本棚同士でかぶっても2mにする必要はない。
これ相当時間かかったの覚えてて、実は「出入口がどこかでだいぶ変わる」ってあとで気づいた。
他にも用水路を何センチの深さまで止めれば全村の田んぼに平等に水が行くかとか、変にリアルな問題をたくさん用意してくれていたのを覚えている。
近隣の町と実家の町の人口が合わせてもせいぜい2万人ってとこだったけど、この元校長先生の葬儀には多分1000人を超える記帳があったと言われてる。
寝た切り何年もやって亡くなる人と違って
最期まで生きる人ってすげえと思ったの思い出した。それだけ。
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