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【リアル話4】口先は何とでもなるが体は正直

  • 執筆者の写真: キジトラネコ
    キジトラネコ
  • 2020年8月23日
  • 読了時間: 2分

内分泌内科専門クリニック近所の薬局時代のお話です。

小さい薬局だったので従業員は常時で3人、総従業員でも5人というところです。



2週間に1度の来局をしているAさん(50代男性)。(もともと1ヶ月に1回だったが、血液検査結果がじわじわ悪い方に進行しているので2週に1度にされている)奥さんとはだいぶ前に死別して1人暮らしでした。



糖尿が悪化しており、血糖値を下げるお薬がだんだん強力かつ複数に。

網膜症や腎不全や四肢の壊死まではまだ見られない物のBS・A1cが高値のまま。

(BSはその場の血糖値・A1cはヘモグロビン糖化度で過去3ヶ月ぐらいの平均血糖値)



薬局待合室のベンチに座ったら動きたくないらしく、ベンチまでお薬持ってきてとおっしゃいます。ベンチまでお薬持っていくと、「薬局の人らにお裾分け。デパートで買った和菓子。足りるかわからんけどみんなで食べて」と和菓子詰め合わせ2箱をいただきました。



さてAさんの話を聞くと、食事制限もしているし運動療法もして、血糖に気を付けているとのこと。



お わ か り い た だ け た だ ろ う か



1、薬局内のベンチから投薬台まで歩くのがしんどいから持ってきてほしいという方が、『運動療法』をしているだろうか?


2、おすそわけが和菓子の詰め合わせ2箱。自分用に何箱買って車に乗っているのですか?


3、さらに薬局の従業員多くて5名。これに和菓子詰め合わせ2箱を分けて「足りるかわからないけど」普段どれだけ口にしているのですかと。



以上のことだけでもうね進行止まらない理由を察しました。



ご厚意でもらっている物から察してしまうこの感じは悲しいものがあります。

時間をかけての説得しましたね。

エスカレーターエレベーターのところを少しづつでも階段に。

摂取カロリー量少しづつ減らす為にお皿を少し小さめ&種類を1枚減らすとか。



3年ぐらいもったんですけどね。

透析内科クリニックに移りました。

残念ですが50年間で作られた生活習慣を、1人暮らしの男性が変えられるわけもなくという感じです。



体は正直です。

実際の検査結果と自分で想定している検査結果が離れているならそれは想定が甘いのです。

想定との乖離分だけ自信の行動を見直しましょう。




ちなみにトレードも同じです。

想定している半年スパンぐらいの収支と実際の収支一度見比べましょうね。




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