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【リアル話1】児童虐待と医療機関の実際

  • 執筆者の写真: キジトラネコ
    キジトラネコ
  • 2020年8月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年8月9日

脱サラしたわけですが、サラリーマン時代の職業は薬剤師になります。

病院・調剤薬局・ドラッグストア等で勤務経験(というかほとんどの期間で正社員+バイトのWワークしてお金貯めていました。)


このうち。調剤薬局時代のお話をします。

当時小児科門前の調剤薬局で正社員の会社とは別のバイト勤務していました。


昼頃に母親が子供の手を引きながらドアを開けて入ってきます。

処方箋を受付に投げながら「早くして」

とすぐ待合所のベンチに座って携帯いじり。

すでにクリニックで長時間待って受診してきたのか、来局時点でイライラしています。


このような、子供を産んでからもあまり人対人を理解していないし、理解できない人間にはここで何を言っても無駄だとわかっているのこちらも淡々と業務をこなします。

処方箋を見る前から、生保か母子じゃないかなと思ってしまいます。

実際ひとり親保険でしたが。


「早く」と言われても処方箋の薬剤量・種類・併用チェック・体重・症状と合っているかの確認は薬局のお仕事ですので聞いていきます。

鬱陶しそうに返答してくれましたね。いわゆる「DQN」。ヤングママというよりはヤンキーママって感じでした。ここで少しイライラ度がアップしています。


問題なさそうなので調剤開始し、5分ぐらいしたころに待合室から『バッチ―ン。 ドサッ』と大きな音が。


何事かと医療事務さんに何があったのか聞いてみると

「母親が保育園でもらってる何かの用紙を「はよ出せ」みたいなことを子供に言って平手打ちして子供がふっとんだ」と

子供にちょっと聞き分けのないことがあったのでしょうか。

すぐ手が出るのは怖いと思いました。が。

本当に怖さを感じたのはその後。


子供が泣くこともなく普通に立ち上がっていたのです。

親から平手打ちを食らった子供が、泣くことも喚くこともなく立ち上がる?

おそらく母親からの暴力に慣れているのです。

普段から暴力を受けていてなれてしまっているとしか考えられない動作。

この時点で常時虐待しているのではないかという疑問が湧きます。


そして子供が泣かなかったことに腹を立てたのか、母親は子供を引きずってトイレへ。


中から子供の「ギャアアアアアアアアアアアアア」

という叫び。

すぐにトイレから出てきた母親と子供。

子供は放心状態。


平手打ちでふっとばされても泣かない子供が叫び放心状態。

何かの体罰を与えたとしか思えません。


これ以上待たせるとこの母親が何をしだすかわからないので高速で調剤し、投薬。


薬局から出て行った後に、この薬局の社長と管理薬剤師に問いました。

「虐待で通報しなくてよいのか。いつか大変なことになるのでは?」と。

しかし社長の答えはNO。

「もし間違っていたらそれこそ薬局が大変なことになるし、身体を診察している医師が判断して通報しているはずだからこちらは動かない」との回答。事なかれ主義。せめて医師と相談もなしですよ。

管理薬剤師も社長の言う通りでございます方針。


『ああ、ここダメな医療機関だ。バイトだしはよ辞めよ』

としか思いませんでしたね。

医療機関ですら虐待をスルーされた子供は誰が助けるんですかね?

どうせやめる気になったんだし、もっと強く通報すべきだと主張すべきだったんじゃないかなと後悔しています。


そして今でも

ニュースで虐待死の記事が映ると、あの子の名前じゃないかと確認するトラウマみたいなものができました。


事なかれ主義の日本人がお金重視経営になるってこうゆうことなんです。


 
 
 

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